9月13日~16日にかけて、杉並の秋の風物詩のひとつ『大宮八幡まつり』が開催されました。
2022年までは、世界的な新型コロナウイルスの流行により縮小しての開催が続いていましたが、2023年からは本来の規模で開催されています。
*2023年は大宮八幡宮の鎮座960年という記念の年ということもあり、こちらも併せてお祝いされていました
大宮八幡宮について書いています。よかったらご覧ください↓
大宮八幡まつり(秋の大祭)とは?
毎年9月中旬に行われる大宮八幡宮の大祭です。*5月に『春の大祭』が行われますが、このお祭りと対になるお祭りです
例祭とは何か?
神社自体やご祭神に縁の深い日等に行われる毎年の行事で、春祭りや秋祭りを兼ねて行われることもあります。
神社の祭祀は、その重要度によって諸祭、小祭、中祭、大祭に分けられます。例祭は重要な神社の行事になるため、例大祭と呼ばれることも多くあります
大宮八幡宮には年2回、春の大祭と秋の大祭があります。
春のお祭りではその年の五穀豊穣を祈願し、秋のお祭りでその収穫を祝い感謝します。
大宮八幡まつりの期間は4日間。
2024年は13日の神輿神霊入れ祭から始まり、16日の大宮八幡祭り(直会の儀)で終了します。
お祭りのクライマックスは、何といっても3日目に行われる神輿合同宮入。
ここでは氏子6地区から10基のお神輿がそろいます。わっしょいわっしょいの掛け声とともにお神輿を上下に振り動かすことを神輿振りといいますが、この10基のお神輿が一斉に神輿振りする様は圧巻だそうですよ。
宵宮祭
『宵宮』は本祭の前夜に行われるお祭りです。
現在では、たいていの場合本祭の前夜祭や準備祭として行われていますが、本来は本祭の前日の真夜中に行われる重要な祭儀のことを言います。
*宵宮は“夜宮”ともいいます
大宮八幡宮ではお神輿の宮入が行われる前日が宵宮祭になります。
夜店が立ち並び、たくさんのお客さんで賑わうのがお祭りのイメージですが、大宮八幡宮の宵宮祭もまさにお祭りのイメージ通り。
本殿東側の正参道にはぎっしりと屋台が立ち並び、とても華やかで賑やかです。毎年参拝客も多く、なかなか前に進めないほどの人出があります。*お祭りのチラシによると、全部で100店もの露店が出店していたそうですよ
普段、大宮八幡宮への参拝は18時まで(夏場 冬は17時まで)ですが、この日は本殿もライトアップされていて夜でも参拝することができます。
南参道
正参道は人が夜店も多く込み合っていましたが、方南通りに接する南参道は夜店もなく、落ち着いた雰囲気です。
南参道の中程には、奉納された提灯がたくさん飾られていました。
菊被綿飾り
南参道の入り口にある『清涼殿』。こちらのエントランスで9月9日の重陽の節句の行事として、『菊被綿飾り』の行事が行われます。
今年も9月9日~16日の日程で行われました。
重陽の節句の行事の中に、『菊の被綿』があります。
これは菊の花を赤や黄色に染めた真綿でくるみ、菊の香りや露が移った綿で体や顔を拭くというもの。不老長寿を願うものですが、若返りの効能もあるとされ平安時代に盛んに行われていたそうです。
大宮八幡宮でも赤、白、黄色の鮮やかな綿で飾られた立派な菊が展示されていました。
*菊被綿飾りの行事は9月16日までですが、10月下旬~11月下旬にかけて『杉並大宮菊花展』が行われます
お祭り期間ではなくても、自然豊かな神社なので四季折々様々に楽しめる場所です。これからは隣接する和田堀公園や善福寺川緑地も含めて紅葉がきれいなのではないでしょうか。
お近くにお越しの際は、ぜひ寄ってみてください。
下記のサイトを参考にしています↓
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