荻窪駅南口から徒歩7分程。閑静な住宅街を歩いていくと立派な門が見えてきます。
こちらは杉並区の区立公園のひとつ『杉並区立 大田黒公園』です。
日本における音楽評論のパイオニアの一人である大田黒元雄氏の自邸跡地を利用して造られた公園で、旧自邸の庭園を生かした回遊式日本庭園になっています。
正門から延びるイチョウ並木をはじめ、園内にはケヤキ、アカマツ、シイノキ等の巨木が茂ります。その他60本以上のモミジが植えられ、紅葉シーズンには、ライトアップも行われています。
所在:東京都杉並区荻窪3-33-22
開園日:1/2~12/28 *12/29~1/1はお休みです
開園時間:9時~17時(入園は16時30分迄) *紅葉ライトアップ期間は開園時間が変わります(下記『紅葉ライトアップ』参照)
面積:8,972.31㎡
開園:1981年(昭和56年)10月1日
園内
イチョウ並木
正門を入るとまず目に入るのが70mほど続くまっすぐなイチョウ並木。
樹齢100年を超えるイチョウの木が両脇にずらっと並び、大変見事です。まっすぐ歩いていくと庭園の入り口と管理棟へと二手に分かれます。
入り口~池
庭園に入ると右手に小川が流れます。
この流れに沿って公園の奥へ。大きな木が茂り、静かでゆったりとした雰囲気です。
小川は庭園の南側にある大きな池へと流れ込みます。
管理棟・休憩室・茶室
管理棟には事務所と休憩室、茶室があります。
茶室は数寄屋造り。京間八畳の大きさです。
また茶室からは、目の前に広がる芝生の広場や広場を囲む木々、池にある東屋等を眺めることが出来ます。
予約の方法や費用などはこちらをご覧ください⇒杉並区HP『大田黒公園茶室』
記念館
大田黒氏の仕事場だった洋館は改装され、記念館として残されています。
記念館には大田黒氏が愛用していたピアノや蓄音機等が展示されています。
*ピアノはスタンウェイ社製で1900年に作られたそうです。作られてから100年以上経つこのピアノ。2009年には『大田黒公園のピアノを守る会』により修復が行われ、演奏会など限られた機会ですが、今もその音を聞くことが出来ます
紅葉ライトアップ
毎年11月下旬~12月初旬にかけて紅葉ライトアップイベントが行われています。
2022年は11/25~12月4日迄の10日間。
(月~木曜)17時~20時(最終入場19時45分)
(金~日曜)17時~21時(最終入場20時30分)
*イベント期間中は16時30分にいったん閉門し、その後17時に改めて開門されます
参加費 大人:300円 小・中学生:100円
未就学児童無料*保護者の同伴が必要です
遊具等は無いので、小さいお子さんが楽しめる公園ではありませんが、園内をのんびり散策するのにぴったりの大人の公園です。
お近くにお越しの際はぜひ寄ってみてください。
参考サイト↓