留守中であっても荷物を受け取ることのできる設備、宅配ボックス。
便利であるのと、昨年から続くコロナ禍において、お部屋を探している方からの人気が上昇している設備です。
そんな宅配ボックス。どんなもので、どういった機能があるのでしょうか。
宅配ボックスとは何か
宅配ボックスは居住者の代わりに荷物を受け取ることのできるロッカー型設備です。平日仕事の帰りが夜遅くなるなど、荷物の受取りが困難な人、一人暮らしの女性、通信販売をよく利用する人などを中心にニーズが高まっています。
また、昨年から続くコロナ禍において、宅配された荷物を非接触で受け取りたいという声も増えており、より注目されています。
宅配ボックスの種類
アパート経営で導入できる宅配ボックスは機械式と電気式の2種類。
注意点
下記のような注意点があります。
- どんな荷物でもで利用できるわけではない…冷蔵・冷凍の物、代金引換の物、宅配ボックスに入らない大きさの物等
- 配達員のミスなどで受け取れない可能性もある
費用について
宅配ボックスは右の写真のように、エントランスに置くことが大多数です。
費用は種類によってかなり差があります。業者によってはリースを行っているところもあります。
例:【買取り】…(2~3ボックス設置の場合)*大幸ホーム㈱の場合
機械式…工事費を含めて約25万円~。月々の維持費はほぼ不要。
*金額は状況等によって変化します
電気式…12ボックス設置した場合(状況や管理の内容等によって金額は変動します)
- (自主管理タイプ)…約80万円~。月々の維持費は5~8,000円くらい
- (オンライン管理タイプ)…約100万円~。月々の維持費は1万~1万5,000円くらい
【リース】…工事費はかかるものの購入費用は掛からないので、初期費用を大きく抑えることが出来ますが、毎月のリース料が発生します。(大体月額9,000円前後が相場のようです)
*リースの場合、ボックスのタイプに制限があったり、期間の融通が利かない等の場合があるようです。リースが良いか買取りが良いかは、期間や建物の状況によって様々です
世帯数と設置個数…アパート・マンションの世帯数と同数の宅配ボックスを設置するわけではなく、総戸数の20~30%が目安と言われています。
- 10世帯…2~3個
- 20世帯…4~6個
*人気設備に挙がっていることからみても、宅配を利用する人は増加傾向にあります。機械式や電気式の自主管理タイプを設置する場合は、少し多めに設置した方が良いように思います
人気上昇中の宅配ボックス。設置すれば入居者の目を引くのは間違いないと思います。賃貸住宅を新築する、又は今ある賃貸住宅のリフォームを考えているオーナー様は、設備の候補に入れても良いのではないでしょうか。
とはいえ、ただ宅配ボックスを設置すれば入居率が上がるのかというと、そういう訳でもないのが賃貸経営の難しいところ。
立地や建物、入居者に家族が多いのか、一人暮らしが多いのか等々。全体を見渡し、タイミング良くリフォームや設備導入をすることが賃貸経営成功の鍵です。
興味のある方はぜひ一度ご相談ください。
大幸ホーム㈱HP:https://www.happy-sumai.co.jp/