地域のはなし~水害対策~

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近年、台風や豪雨による水害や頻発する地震、火山の噴火等、様々な災害に直面することが多くなってきました。
特に梅雨時期や夏~秋にかけては、気象変動の影響により大規模な台風・豪雨等が増加し、更に都市化が進んだことにより水害が起きやすくなっています。

国や各地方自治体では、河川や下水及び道路の整備、調節池等といった被害を軽減するためのハード面での整備を行いながら、もう一方で情報提供やハザードマップ、マイ・タイムライン等の個人への情報提供の取り組みも行っています。
もちろん、杉並区・中野区でも様々な情報を発信しています。どのような情報提供が行われているのか、考えてみたいと思います。

調節池について書いています。良かったらご覧ください↓

災害のための備え

事前の備え

1.水害ハザードマップで自宅付近の浸水の状況を確認する

左図は杉並区の水害ハザードマップ。

水害ハザードマップとは?

大雨によって河川などが増水し、洪水が起きた場合に浸水が起きる可能性のある区域とその深さ、その際の避難場所などが記載されている地図。

*杉並区の水害ハザードマップは、1時間当たりの最大雨量が153mm、総雨量690mmの時を想定しています

*区内で予想される浸水の深さは、ほとんどの地域で2m未満とされています

水害ハザードマップについて書いています。良かったらご覧ください↓

日頃から備えておくこと

杉並区HP『水害ハザードマップ』より
  • 災害が起きた時にどこに避難するか、又避難経路を考えておく
  • (必要ならば)土のうや水のう、止水版等、物理的な浸水の備えをしておく
  • 避難時の持ち物、防災グッズなどを準備しておく
  • 仕事などのデータがあるならば、バックアップを取っておく

2.マイタイムラインを作成する

マイ・タイムラインとは?

自分や家族の防災行動計画。

台風などの接近や大雨等で河川の水位が上昇するようなときに、自分の取る標準的な防災行動を時系列に記したもの。

警戒レベルに応じて、どのような行動をするのか考えておきましょう。

情報収集

・気象庁HP『あなたの街の防災情報』

発表中の防災情報が一目でわかるようになっています。

右図は2022年6月23日の情報⇒
特に警報・注意報等は出ていないので、何も書かれていないですね

何か警報などが出ているときは下図のように記載されます↓

気象庁HP『早期注意情報(警報級の可能性)
気象庁HP『東京都の警報・注意報』より
杉並区の防災情報
中野区の防災情報

昨年5月から防災情報の伝え方が変わっています。

内閣府HP 避難情報の判断・伝達『新たな避難情報に関するポスター・チラシ

年々激しさを増す台風やゲリラ豪雨。国や各地方自治体は水害を防ぐ為、河川の整備や調節地の設置等、ハード面での対策を進めています。東京都や杉並区、中野区でも1時間当たりの雨量が75mmの降雨でも対応できるよう調節池の整備、建設を進めています。
特に現在工事中の神田川・環状七号線地下調節池と白子川調節池の連結が終了すると75mmを超えた110mmの降雨でも効果を発揮するとみられています。
それでも災害が起きてしまった時のために、情報発信等のソフト面での取り組みも行っています。上手に活用して、いざと言う時も冷静に安全な行動ができるよう準備したいですね。

下記のサイトもご覧ください↓

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